▶ ワキガの心構え

ワキガ持ちとして生きて行くにはある程度の心構えが必要です。
特にこの日本では。
何せ日本は無臭こそ至上とかいう文化がありますので、
臭いを放つ人間は基本的に忌み嫌われます。

心構えとは何か。ですが、つまりはワキガ持ちとして
何が必要かという事です。
それは、「ワキガに関する正確な知識」です。

まずこれがないと、いろんな噂や誤解で
精神的なダメージが自分に蓄積します。
また、正確な知識があれば実際に治療を受ける際にも
医師からの説明がより良く理解できると思います。

ワキガ臭の原因となるアポクリン腺皮脂腺
それと腋窩多汗症を引き起こすエクリン腺
これらの構造や仕組みなどを知っているだけで、大部違ってきます。

そして、正確な知識を持った上で、自分はどうしたいのかを考えます。

「ワキガ臭を消したい」のか、
「わきの下の多汗を治したい」のか、
あるいは両方なのか。
「手術をしてまで治したい」のか、
わきが臭や多汗は少しは残ったとしても
「手術はしたくない」のか。

どの方法をとるにしてもメリットとデメリットが存在します。
その辺りも熟考していきましょう。

そうしなければ、医師の方から一方的に治療法を決定されても
後々トラブルが起こってしまいかねません。
納得した上での治療をしてもらいましょう。
インフォームドコンセントって奴です。

治療の選択権はワキガである、“あなた“にあるんですから。

自分の意志が明確に決定されたら、
今度は胸を張ってそれを実行しましょう。
日々のケアでカバーできる程度のワキガならばそれを徹底していきます。

手術等をするというのならば、手術方法についてどんなものがあるのか、
どこのクリニックが良さそうなのかを自分が納得いくまで調べあげます。

また、ワキガや腋窩多汗症の治療を行ってくれるのは
皮膚科か形成外科になるのですが、
(整形外科と形成外科の区別もついていないサイト情報が
多々見受けられます)
今では無料のカウンセリングとか
ワキガ相談を行っているクリニック等もありますので
分からない事や不安な事がある場合は、
遠慮せずに医師に自分が納得いくまで質問して、
説明を受けるといいでしょう。

治療方法、その治療でどのような効果が期待できるか、
手術を受けた後は回復までどのような経緯となるのか、
合併症、薬による副作用、手術失敗による最悪の場合どうなるのか、
といった事まで知っておく必要があるとおもいます。

以上のような事を質問したり、
説明を受ける時に自分で身につけた知識が役に立ちます。

━━━━ 「知識は武器」です。